トレチノイン軟膏によるシミ治療

シミには様々な種類がありますが、レーザーや軟膏による治療が効果的と言われているのが境界線がはっきりしている老人性色素斑やそばかすと言われる雀卵斑、40代から左右対称にほほの部分にできやすいとされる肝斑、炎症性色素沈着、けがによるものがあります。シミはレーザーによる治療が主となっていますが皮膚科にて軟膏を処方してもらう方法もあります。皮膚科にて処方されることが多いのはハイドロキノン軟膏とトレチノイン軟膏です。ハイドロキノン軟膏は漂白成分が高いことが特徴です。

一方トレチノイン軟膏はコラーゲンを産生して皮膚のターンオーバーを促す、メラニンを排出する、ヒアルロン酸を作り出し肌にハリや弾力をもたらしたり、といった効果があります。そのため、シミだけでなくニキビやほくろ、イボの場合にも処方されることがあります。この軟膏の作用は大変強力です。開始してすぐに皮膚が赤くなったり、ボロボロ剥がれたりといった状態が6週間ほど続きます。

ですが、しみや色素沈着はこの間にどんどん薄くなっているので心配はありません。だいたいの場合、トレチノイン軟膏だけでなくハイドロキノン軟膏とともに処方されることが多いです。トレチノイン軟膏の注意点は大量に投与すると奇形が生じる可能性があるところです。そのため妊娠中や妊娠する可能性がある人には使用しません。

強い作用があるので、海外のものを取り寄せたりせず、医療機関を受診し医師の相談のもと使用するようにします。

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