シミの種類とその治療方法について

「シミの治療をしたい」と思えば、まず皮膚科のカウンセリングを受ける事をおすすめします。これにはいろいろな種類があり、その種類によって治療法が違いますし、保険がきく場合と聞かない場合があります。シミには、まず先天性のあざやそばかすと後天性の老人性色素斑や肝斑などがあります。さらに、長期間の歳月でシミを形成しているメラニン色素が皮膚の深いところに落ち込んで、取れにくくなってしまっているものもあります。

シミの代表的なものには、まず老人性色素斑があり、これは顔や手の甲、背中などにできる茶褐色の丸いもので、紫外線による光老化や皮膚の老化で新陳代謝が衰えることが原因です。治療にはレーザーとかフォトフェイシャル(IPLと言う優しい光を当て、肌トラブルを改善する)とかフォトシルクプラス(治療後3~7日でシミが表面に浮きあがり、ぽろぽろと取れて来る)外用薬や内服薬があります。さらに、老人性色素斑より色が濃くイボ状になっている老人性イボがあります。これは、小さいうちは簡単に治りますので、早目に診察を受ける事をおすすめします。

肝斑は30~40代女性に多く目の下あたりに左右対称のできることが特徴です。ホルモンバランスや精神的ストレスが原因と言われています。診察をうけると肝斑以外に日焼けによるメラニン色素沈着やアザが混在していることがあります。内服薬のトランサミンが効果があり、フォトフェイシャルやフォトシルクも効果があります。

その他後天性真皮メラノサイトーシス、炎症性色素沈着、とかそばかすがあります。外用薬には美白用のハイドロキノン軟膏とか、ターンオーバーを促すトレチノン軟膏、内服薬では肝斑のトランサミン以外にビタミンC誘導体、ビタミンE、Lシステインが使われます。

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